旅のネット予約お得とは限らず

2010年04月28日 日本経済新聞より 旅行の予約はインターネットが安いというイメージが強い。だが日本経済新聞が国内と海外について独自に調べたところ、プランの半数は旅行会社の店舗の方がネットより安かった。それぞれ一長一短があり、国内で鉄道などを使って移動するなら旅行会社、海外の安いホテルを探すならネットというように使い分けるのがよさそうだ。 「プランの半数、店舗が安く 目的ごとに使い分け」 「旅行会社の店頭ならもっと安い商品を出してくれることがあるし、お薦めの観光地も教えてもらえる」と話すのは東京都杉並区在住の薬剤師、有馬裕紀子さん(27)。 2ヵ月に1度は出かけるというほどの旅好きで、そのたびに予約サイトや旅行会社のパンフレットを比較するが、ネットが必ずしも安いわけではないという。 日経の調査でも、鉄道や飛行機を使って国内を旅行する場合には旅行会社の店舗の方が安い場合が多いことが分かった。 たとえば新幹線で東京から大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を訪ねるプランはJTBの店舗が安かった。ネットの弱みは新幹線の乗車券や指定席券を安く買えないことだ。 福岡への1泊出張が安かったのはエイチ・アイ・エス(HIS)。これは出資先の航空会社であるスカイマークを使っている影響が大きい。 自家用車を使うので宿泊プランだけでいいという人には、ネットの楽天トラベルが人気だ。今年のゴールデンウイーク(GW)の国内旅行の予約人数は前年より3割以上伸びている。 一方、海外はネットが強い。ハワイ6日間で安かったのは旅行予約サイト世界最大手、エクスペディアの日本語版。家族3人(子どもは添い寝)の1泊の宿泊料はわずか5451円だった。 ただ海外は旅行者の知識が少ないためネットが不安なのも事実だ。JTB店舗のハワイ6日間はエクスペディアより8千円ほど高いが、現地に日本語対応のスタッフがいるほか空港から無料バスでホテルに行ける。 パリ8日間でユニークだったのがHISの店舗の対応。自社のパック旅行ではなく、店員が安い宿泊施設をネット検索で探し出し格安航空券と組み合わせた。その結果、ネットより大幅に安い価格となった。 このように価格の安さではネットと店舗はほぼ拮抗(きっこう)している。異なるのは使い勝手だ。深夜などいつでも検索できるのがネットの利点。それに対し旅行会社は店員から直接説明を聞ける安心感がある。 GW直前ンお旅行予約はネットが便利だが、夏休みのプランを今からじっくり練る人は旅行会社の店頭を訪れるのもよいだろう。 調査の概要と条件 4月21~25に調べた。JTBの店舗はJTB首都圏新宿支店(東京・新宿)。HISは国内旅行がトラベルバザール新宿東口(同)、海外旅行がトラベルワンダーランド新宿本社(東京・渋谷)。北海道3日間は2日目に旭山動物園を訪れるプランで入園料を含む価格。大阪3日間はUSJの1日パスを含む。 必要に応じ鉄道料金や入園料を加えた。原則としてパック旅行の価格を優先し、該当商品がなかったり空席がなかったりした場合は移動手段と宿泊を別々に予約した合計を採用した。ポイント制度やマイレージは計算に入れていない。

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